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ステディカムショット
ステディカムショット

ステディカムショットは、ステディカムを使って撮影した映像です。ステディカムはオペレーターが装着するカメラ安定化システムで、ジンバルとカウンターウェイトでカメラをオペレーターの体の動きから切り離し、空間を自由に動き回りながら滑らかで流れるような映像を出します。得られる映像は、レール上のドリーほど安定しているわけでもハンドヘルドほど揺れるわけでもない、意図的でその場にいるような、滑らかで浮遊する質が特徴です。

ステディカムは撮影監督ギャレット・ブラウンが発明し、1970年代半ばに登場し、ドリートラックを敷くコストと準備なしに移動ショットを実現する方法を一変させました。初期の有名な使用例は『ロッキー』(1976)でシルベスター・スタローンがフィラデルフィアを走るシーン、『シャイニング』(1980)でダニーの三輪車がオーバールックホテルの廊下を進むシーンです。ステディカムの浮遊する動きは、空間を引きずられていくような、あるいは幽霊のように被写体についていくような独特の感覚を作ります。ドリーの機械的な正確さでもハンドヘルドの生々しいエネルギーでもなく、より没入的で少し不気味なものです。特定の催眠的な空間没入を求める映画の代表的な技法になりました。

AI動画生成でステディカム品質の映像を指定するときは、「滑らかに浮遊するカメラの動き」「ステディカム風の流れるようなトラッキング」「揺れのない滑らかなハンドヘルド風の動き」などの記述で意図したカメラの質が伝わります。機械でトラックしたショットの正確さとハンドヘルドの有機的な不完全さの間にあり、この中間の質が、没入感のあるよく作られた映像と、硬すぎたり揺れすぎたりするコンテンツとを分けることがよくあります。

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