ChatGPT Images 2.5と2.0を同じプロンプトで比較

ChatGPT Images 2.5とChatGPT Images 2.0の比較

同じ6つのプロンプトを、ChatGPT Images 2.5と2.0の両方へ投げました。サイズも品質設定も共通です。

試したのは、制作でつまずきやすい6か所。小さなクレジットまで組んだポスター。7つの部品に名前をつけた図解。肌と布と金属が同居するポートレート。参照写真の顔を、別の場所へ移したカット。1か所だけ差し替えて、あとは固定した編集。そして、数えれば合否がわかるブリーフ。

どちらが上かは、スペック表では決まりません。用途ごとに見るしかありません。プロンプトは各ペアの下に全文を載せました。同じ検証を、自分の案件でそのまま再現できます。なお、画像内の文字は今回すべて英字です。日本語の描画が気になる方は、同じ手順を日本語のブリーフでどうぞ。

同じプロンプトを、6つのテストで

小さな文字:クレジットが読めるポスター

ChatGPT Images 2.0で生成した映画祭のポスター
ChatGPT Images 2.0
同じ映画祭のポスターをChatGPT Images 2.5で生成したもの
ChatGPT Images 2.5
小さな文字まで読めるポスター

オフセット印刷の映画祭ポスター。紙の目が見える質感にしてください。低い冬の太陽が、裸の稜線の背後にあります。下半分の雪原には、長い青い影が伸びます。配色は2色フラット。濃紺と、温かみのあるボーンホワイト。中央に細い真鍮色の罫線を1本だけ入れます。上から3分の1の位置に、タイトルNORTHLIGHTを1回。背の高いコンデンスドセリフで、字間は広めに。その下に1行でFEB 14 TO 22 2027 REYKJAVIK。最下部は5行のクレジットブロック。小さなグロテスクの大文字で、監督・撮影・編集・音楽・協賛を記載します。読めるけれど、主張はしすぎない大きさで。文字は輪郭の端までくっきりと。指定以外の文言は、画面のどこにも入れないでください。

インフォグラフィック:名前と数が並ぶ図解

ChatGPT Images 2.0で生成したエスプレッソマシンの断面図
ChatGPT Images 2.0
同じエスプレッソマシンの断面図をChatGPT Images 2.5で生成したもの
ChatGPT Images 2.5
7つの部品に、それぞれ1行のラベル

家庭用エスプレッソマシンのテクニカルカットアウェイ図。正確な線画に、フラットな塗りを重ねます。地色は温かみのあるオフホワイト。断面にして、水タンク・ポンプ・ボイラー・グループヘッド・ポルタフィルター・スチームワンド・ドリップトレイをすべて見せてください。7本の細い引き出し線が外へ伸びます。線の先端は、必ずその部品に触れていること。ラベルは小さなグロテスクの大文字です。WATER TANK、PUMP、BOILER、GROUP HEAD、PORTAFILTER、STEAM WAND、DRIP TRAY。図の下には1行のキャプション「SINGLE BOILER MACHINE, SECTIONED」。色はスチールグレーと酸化鉄レッド。アクセントのティールは1色だけ。塗りは平坦に。クリップアートや装飾的なグラデーションは使いません。

ディテール:肌・布・金属を1枚に

ChatGPT Images 2.0で生成した溶接工のポートレート
ChatGPT Images 2.0
同じ溶接工のポートレートをChatGPT Images 2.5で生成したもの
ChatGPT Images 2.5
3つの素材を、1灯の動機づけられた光で

夜明けの屋上で作業する溶接工の35mmポートレート。背後には冷たい青い空。顔は左からの温かい作業灯1灯で照らします。年齢は40代前半。褐色の肌には毛穴の質感を残してください。白髪混じりの無精ひげが数日分。額には汗の照り、目尻には深い笑いじわ。粗い織りのサーマルの上に、擦り切れた革の溶接エプロン。手には真鍮ボディのトーチ。先端からは細い煙が一筋。腰から上のフレーミングで、被写界深度は浅く。背後のクレーンは柔らかくぼかします。レタッチなしのドキュメンタリー調で。肌のムラもそのまま残してください。

リファレンス再現:同じ顔を、別の場所へ

両モデルに渡した参照用のポートレート
入力:両モデルに同じものを使用
ChatGPT Images 2.0が参照人物を別の場所に置き換えた出力
ChatGPT Images 2.0
ChatGPT Images 2.5が参照人物を別の場所に置き換えた出力
ChatGPT Images 2.5
同じ人物を、別の場所に

添付の写真を、人物のリファレンスとして使います。同じ女性を、真昼のビニールハウスに立たせてください。位置は育苗トレイの列に挟まれたところ。頭上のビニール越しに、拡散した昼光が落ちます。顔立ち・骨格・目の間隔・生え際・肌の色は、リファレンスのまま正確に保ってください。左頬の小さなほくろもそのままです。変えるのは3点だけ。場所。キャンバス地のワークシャツという服装。そして光。斜め45度のフレーミングで、表情は自然に。レタッチはしません。

編集:1か所だけ変えて、あとは動かさない

両モデルに編集を依頼した元のインテリア画像
入力:両モデルに同じものを使用
ChatGPT Images 2.0が返したインテリアの編集結果
ChatGPT Images 2.0
ChatGPT Images 2.5が返したインテリアの編集結果
ChatGPT Images 2.5
変えるのは1点、固定するのは13点

白いダイニングチェア4脚だけを、同じ形と比率の淡いオーク材の椅子に差し替えてください。ほかは13点、すべて固定します。カメラアングルとフレーミング。テーブルと、テーブルセッティング。ラグ。床板と、その木目の向き。壁の色。額装された絵と、その位置。ペンダントライト。窓。光の向き。床に落ちるすべての影。そして画質。指定した椅子以外は、いっさい変更しないでください。

指示の遵守:数えて確かめられるブリーフ

ChatGPT Images 2.0で生成した宝飾作業台の俯瞰写真
ChatGPT Images 2.0
同じ宝飾作業台の俯瞰写真をChatGPT Images 2.5で生成したもの
ChatGPT Images 2.5
道具は5点、順番どおり。置き場所は2か所

使い込まれたオーク材の宝飾作業台を、真上から撮影した写真。カメラは正面から見下ろします。光はフレーム上方からの柔らかい窓明かり1灯だけ。中央に道具をちょうど5点、等間隔で一列に並べます。左から順に、スチールのリングマンドレル、丸ペンチ、小さな玉つちハンマー、糸のこフレーム、たたんだ研磨クロス。列の上、中央より左には浅い陶器の皿。真鍮のリングをちょうど3個入れます。列の下、中央より右には青いホーローのマグ。台の上には、それ以外何も置きません。道具にはどれも実際の使用感を残します。木目には細かい金属粉を。影は短く、下方向へ素直に落とします。

アップデートの半分は、設定側にあります

違いのうち2つは、モデルの挙動ではありません。設定の話です。プロンプトが変わらないぶん、見落としやすいところでもあります。

highの上に、品質ティアが2段。 Images 2.0はhighが上限でした。2.5にはxhighとmaxが加わります。段を上げるほど、レンダリングは遅くなります。OpenAIの位置づけは、印刷物のように細かい文字を扱う仕事向け。ポスターやフライヤーを入稿する場面が近いです。

フレームは3種類ではなくなりました。 Images 2.0がStudioで選べるのは1:1・3:2・2:3。上限は2Kです。2.5は1:3から3:1までを受け付けます。サイズは16ピクセル単位のカスタム指定。長辺は3840ピクセルまで。同じティアなら、正方形がいちばん高くつきます。公称解像度が同じでも、16:9のほうが安く済むということです。YouTubeのサムネイルのように横長で数を出すなら、ここは効いてきます。

FlareかSunburstか。 MorphicでChatGPT Images 2.5を指定すると、既定のGPT-Image-2.5 Flareが動きます。上のテストも、すべてFlareです。Sunburstは精度側のティア。生成には時間がかかります。OpenAIが勧める進め方はこうです。まずSunburstで品質を確かめる。そのうえで、Flareが同じ水準に届くか試す。

Morphicで両方を動かす

両世代とも、Morphicで動きます。同じチャット、同じCanvas。参照画像も編集も、品質ティアもひと通り揃っています。このページが成立したのも、そのおかげです。同じプロンプトを両方へ送り、ほかは何も変えていません。

同じ検証は、自分のブリーフでも繰り返せます。1つのプロンプトを、ChatGPT Images 2.5と2.0に並べて送る。どちらも答えを出せなければ、渡す先はほかにもあります。Nano Banana Pro、Seedream 5 Pro、Flux 2 Pro。同じ文面のまま送れます。ワークスペースを離れる必要はありません。用途ごとに合うモデルを、手元で決められます。

よくある質問

ChatGPT Images 2.5と2.0の違いは何ですか?

OpenAIが挙げているのは6点です。ディテールのシャープさ。光と質感の自然さ。参照写真からの人物再現。長い会話をまたいだ編集の安定。インフォグラフィックの正確さ。そして、最大50%速い生成。2.5では品質ティアが従来の上限より2段増え、出力も4Kまで対応します。

日本語のテキストも画像の中で試せますか?

このページのテストで指定した文字は、すべて英字です。日本語で判断したい場合は、同じ手順を日本語のブリーフで試してください。両モデルに同じ文面を投げ、出力を並べて見比べます。細かい文字を扱う仕事には、2.5で追加されたxhighとmaxが使えます。従来のhighの上に位置するティアで、段を上げるほど生成時間は長くなります。

2.0で使っていたプロンプトは書き直す必要がありますか?

必要ありません。プロンプトの書き方は、2つの世代で変わっていません。2.0で通っていた文面は、そのまま2.5でも通ります。見直す価値があるのは設定のほうです。品質ティア、出力サイズ、FlareかSunburstか。確認するのはこの3点だけです。

ChatGPT Images 2.5は2.0より速いですか?

OpenAIの計測では、GPT-Image-2.5 FlareはImages 2.0の最大半分のレイテンシです。品質は同等とされています。ただし実際の生成時間は動きます。プロンプトの内容、参照画像の有無、品質設定によって変わります。自分の案件で一度計ってみるのが確実です。

FlareとSunburstはどちらを使うべきですか?

Flareが既定です。このページのテストも、すべてFlareで実行しました。OpenAIの説明では、GPT Image 2と同等の品質を最大半分のレイテンシで出すモデルとされています。Sunburstは精度側のティア。編集を何度も重ねるなど、細かい制御が要る場面向けです。そのぶん、生成時間は長くなります。

Morphicで両方のモデルを使えますか?

はい。ChatGPT Images 2.5とChatGPT Images 2.0は、どちらもMorphicで動きます。同じチャット、同じCanvasで使えます。参照画像も編集も、品質ティアもひと通り揃っています。このページのペアも、すべてその環境で作りました。