
ClipchampはMicrosoftの動画エディターです。ブラウザとWindowsで手軽に編集できます。画面録画、ストック素材、AIナレーション、字幕も、Microsoft 365の中で使えます。Morphicは、動画制作のためのAIワークスペースです。エージェント型の動画エディターを備えています。Copilotが、依頼したショットを生成します。3D Sceneでは、ショットの構図を一緒に組みます。マルチトラックのComposeタイムラインも、言葉で頼めばCopilotが編集します。AI絵コンテ、楽曲、効果音、ナレーション、字幕は、同じプロジェクトに入ります。うまくいった手順はWorkflowsとして保存できます。各ステップのモデルと設定が残るので、本数が増えても同じ仕上がりです。Proプラン以上なら、Liveで共同編集できます。Enterpriseでは、管理機能も加わります。ユーザーグループと権限、クレジット上限、モデルアクセス、Connectorsです。録画の整理ならClipchamp、映像そのものを作る案件ならMorphic。用途で選び分けられます。
機能比較:MorphicとClipchamp
| 機能 | Morphic | Clipchamp |
|---|---|---|
| エージェント型の動画編集 | Copilotがタイムラインを編集 | Copilotがストック素材でカットを下書き |
| マルチトラックのタイムライン編集 | Compose | ドラッグ操作のタイムライン |
| Workflows | 自然な言葉で作成、履歴つき | 仕事向けの共有動画テンプレート |
| 生成前に3Dでショットを組む | 3D Scene | 録画とストック素材を編集 |
| ライブ共同編集 | Proプラン以上 | 共有プロジェクトを交代で編集 |
| チーム・法人向けの管理機能 | 権限・クレジット上限・モデル制御 | Microsoft 365の管理とサインオン |
| 複数工程の作業を計画・実行するエージェント | Copilot | 台本・音声・素材を1つの下書きに |
| 動画・画像・音声の主要モデルを1か所で | ショットごとに最適なモデルを選択 | 短いAIクリップ、先行提供中 |
| AI絵コンテ | 台本・参照・グリッドから作成 | ストック素材から絵コンテ風の下書き |
| キャラクターやセットの一貫性 | 保存したReferences | ロゴ・フォント・色のブランドキット |
| 音声生成・ボイスチェンジ・クローン・Lip Sync | クローンはEnterprise | 多言語のAIナレーション |
| 歌入りの楽曲と効果音 | カット用に生成 | ストック音楽と効果音 |
| 画面・Webカメラ・音声の内蔵レコーダー | 録画ファイルをアップロード | 対応 |
| Windows・Microsoft 365に付属 | 独自プラン、無料で開始 | 対応 |
各社の公開ページとヘルプ資料をもとに比較(2026年10月)
Morphicのエージェント型編集とは?
エージェント型編集とは、編集作業の中でAIエージェントが動くことです。Morphicでは、Copilotが3つの段階で働きます。3Dでのショット設計、指示によるテイク修正、Composeタイムラインの編集です。
- 01
3Dでショットを組む
各人物の立ち位置、動きの経路、レンズ、カメラの高さを、映像を生成する前に決めます。 - 02
テイクを直す
クリップの変更点をCopilotに伝えます。延長、ライティングの変更、別アングルへの組み直しもできます。 - 03
Copilotとカットする
Composeタイムラインは手作業でトリムできます。編集内容を説明すれば、Copilotが実行します。
各段階は手作業でも進められます。3D Sceneの連続性チェックは、180度ルールの越境を見つけます。有料プランでは、Copilotがプロンプトからシーンを組み、自分の編集も確認します。フレームやショットを書き出して添付すると、動画モデルがそれを参照として使います。
チームがClipchampよりMorphicを選ぶ理由
撮った映像をカットするだけでなく、映像そのものを作りたいチームがMorphicを選びます。生成、カット、グレード、音入れを1か所で進められます。よく開かれる6つの機能です。
依頼でカットを編集
タイムラインの隙間をすべて詰めるようCopilotに依頼。1回の取り消しで元に戻ります。
複数レイヤーのタイムライン
映像と音声を重ね、フレーム単位でトリム。タイトルは編集できる状態で残ります。
その場でグレードとキー
カーブ、ホイール、LUTに加え、グリーンバックのキーイングとブレンドモードも使えます。
一文で撮り直し
クリップの変更点を言葉で書くか、ショットを最後のフレームの先まで延長します。
瞬間に残すメモ
位置、範囲、時点にフィードバックをピン留めして、チームメンバーをタグ付けできます。
チームのための作り
Proからライブ共同編集。Enterpriseはユーザーグループ、クレジット上限、モデルアクセスを追加。
Morphicのそのほかの機能
整理
- タグとお気に入りタグで案件や進行状況を分け、絞り込みやお気に入り登録ができます。
- Canvasのセクションアセットを名前付きセクションにまとめ、まとめて動かせます。
- ワークスペース検索ショートカット1つで、ファイルもアセットもワークフローも探せます。
- 保存したReferencesキャラクターを一度保存すれば、どこでも名前で呼び出せます。
制作
- 字幕文字起こしと翻訳に対応し、字幕をSRTファイルで書き出せます。
- 台本をブリーフにPDFや台本を添付すると、Copilotがショットを計画します。
- 動画アナライザークリップについて質問すると、Copilotが映像を見て答えます。
- 高画質化とアップスケールアップスケール、修復、HDR仕上げに対応。有料プランで使えます。
Enterprise向け
- Connectorsチームのファイルやボイスをワークスペースにつなげます。
- ボイスクローン話者の許可を得たうえで、声をクローンできます。
- バックグラウンド処理長い処理は、作業を続ける間もバックグラウンドで進みます。
- ユーザーグループグループと権限で、誰が何をできるかを設定します。
MorphicとClipchampをさらに詳しく
よくある質問
映像そのものを作る必要がある動画なら、Morphicが向いています。ショットを生成し、3D Sceneで組み、Copilotとタイムラインでカットまで進められます。楽曲、効果音、ナレーションも同じプロジェクトに入ります。画面録画や会議の映像を整えるだけなら、Clipchampが手軽です。ストック素材と字幕も、Microsoft 365の中で使えます。
文字起こしは、言語を自動で判別します。必要なら、2言語目への翻訳もできます。字幕はSRTファイルとして書き出せるので、日本語でも使えます。動画への焼き込みに使えるフォントは、現在ラテン文字向けです。日本語の字幕を映像に入れたいときは、SRTを動画サイトや編集ソフトで読み込んでください。
はい。台本からのナレーションは、テキスト読み上げで作れます。収録した声は、音声から音声への変換で差し替えられます。どのクリップも文字起こしして、字幕を翻訳できます。ボイスクローンはEnterpriseで、話者の許可を得たうえで使えます。声も字幕もカットも、1つのプロジェクトに残ります。
ClipchampはMicrosoftの手軽なエディターです。録画、ストック素材、テンプレートを扱います。Microsoft 365のCopilotが、ストック素材からカットを下書きします。Morphicは、動画制作のためのAIワークスペースです。Copilotがショットを生成し、Composeタイムラインを編集します。生成前の配置とカメラは、3D Sceneで決めます。実績のある手順はWorkflowsで繰り返せます。Proプラン以上なら、チームでライブ共同編集もできます。
AI動画で崩れやすい部分を、自分で決められます。誰がどこに立つか、どちらへ動くか、レンズ、カメラの位置です。マネキンとカメラでショットを組むと、連続性チェックが180度ルールの越境を知らせます。書き出したフレームやショットを参照として添付すれば、動画モデルがそれに従います。
はい。Clipchampから動画や素材を書き出します。クリップ、静止画、音声は、Morphicにアップロードしてください。Copilotにリンクを渡して取得してもらう方法もあります。チャットにファイルを添付すると、CopilotがComposeタイムラインに置きます。繰り返し使う人物や商品は、Referenceとして保存します。新しいショットにも引き継がれます。
はい。普段使っているツールで録画し、ファイルをアップロードしてください。Composeタイムラインで、フレーム単位のカットができます。音楽、ナレーション、エフェクトは、それぞれ別のトラックに置けます。Copilotは字幕用に文字起こしでき、クリップの内容を聞けば映像を見て答えます。足りないショットやタイトルカードは、同じプロジェクトで生成できます。
はい。無料プランなら、最初のプロンプトから完成したカットまでを、料金を払う前に試せます。有料プランでは、3D Scene内のCopilotが使えます。アップスケールも加わります。Proプラン以上では、チームで一緒にライブ編集するための席も増やせます。