
Kits AIは、AIの歌声で知られています。独自の歌声モデルを作れるほか、ライセンス済みでロイヤリティフリーのアーティストボイスも揃っています。
Morphicは、動画制作のためのAIワークスペースです。エージェント型の動画エディターを備えています。Copilotが生成を進めます。有料プランでは、3D Sceneでショットも組みます。マルチトラックのComposeタイムラインも、頼めばCopilotが編集します。歌入りの楽曲、ナレーション、ボイスチェンジ、効果音、字幕は、映像と同じプロジェクトで扱えます。自作曲にミュージックビデオを付けたいなら、歌と映像を行き来せずに済む点が違いです。
うまくいった手順は、ワークフローとして残せます。各ステップのモデルと設定を保存するので、規模が増えても同じ手順で再現できます。Proプラン以上なら、Liveで共同編集できます。Enterpriseでは、管理機能が加わります。ユーザーグループと権限、クレジット上限、モデルアクセス、Connectorsです。
機能比較:MorphicとKits AI
| 機能 | Morphic | Kits AI |
|---|---|---|
| エージェント型の動画編集 | Copilotがタイムラインを編集 | Kits Studioでのボーカル変換 |
| マルチトラックのタイムライン編集 | Compose、映像と音声の両方 | 音声ファイルのトリム、クロップ、ミュート |
| Workflows | 自然な言葉で作成、履歴つき | ボーカルの工程ごとに別のツール |
| 生成前に3Dでショットを組む | 3D Scene | アップロードした音声が対象 |
| ライブ共同編集 | Proプラン以上 | 処理したボーカルを書き出して共有 |
| チーム・法人向けの管理機能 | 権限・クレジット上限・モデル制御 | 個人向けプラン(FreeからProfessional) |
| 動画・画像・音声の主要モデルを1か所で | ショットごとに最適なモデルを選択 | 独自のKits VC音声モデル |
| 自分の歌詞から歌入りの楽曲を作る | ボーカルの切り替えと歌詞欄 | Vocal Generatorが歌詞を歌う |
| 話し声と歌声のボイスチェンジ | 任意の音声から任意の音声へ | ライセンス済みの音声ライブラリ |
| ボイスクローン | Enterprise、話者の許可つき | 有料プランでインスタントとプロ向け |
| ナレーションとLip Sync | 音声・ダイアログ・Lip Syncのモデル | ナレーション向けの話し声 |
| 歌声に合わせた映像づくり | ショット生成、Lip Sync、Composeでカット | DAW向けの音声ファイル |
| ステム分離、ボーカル除去、マスタリング | 音楽・声・効果音を別トラックに | Stem Splitter、Vocal Remover、AI Mastering |
| ピッチ編集、ハーモニー、ボーカル補正 | Composeでクリップごとにゲイン・パン・フェード | Pitch Editor、Harmonies、Vocal Enhance |
各社の公開ページとヘルプ資料をもとに比較(2026年10月)
Morphicのエージェント型編集とは?
エージェント型編集とは、編集作業の中でAIエージェントが動くことです。MorphicではCopilotが、3つの段階で動きます。ショットの設計、テイクの修正、タイムラインの編集です。
- 01
3Dでショットを組む
歌い手とバンドの立ち位置、動き、レンズ、カメラの高さを、映像を生成する前に決めます。 - 02
テイクを直す
クリップを言葉で直します。延長、ライティングの変更、別アングルへの組み直しもできます。 - 03
Copilotとカットする
歌に合わせた映像のカットは、Composeタイムラインで自分でも進められます。編集内容を言葉で伝えて、Copilotに任せることもできます。
各段階は手作業でも進められます。3D Sceneは、180度ルールの越境も知らせます。有料プランでは、Copilotがプロンプトからシーンを組み、自分の編集も確認します。フレームやショットを書き出して添付すれば、動画モデルがその配置に従います。
Kits AIよりMorphicが選ばれる理由
歌が、撮影もカットもグレードもミックスも必要な映像の一部になる。そんなチームがMorphicを選びます。曲そのものが成果物ならKits AI、歌に映像を付けるならMorphicが目安です。音まわりでよく使われる機能を紹介します。
バックトラックの音量調整
ボーカルの下でバックトラックを下げる作業を、Copilotに頼めます。取り消しは1回で済みます。
音ごとに専用のトラック
ボーカル、ビート、効果音を別々のトラックに置き、それぞれ音量を調整できます。
曲に合わせた色づくり
カーブ、ホイール、LUTで調整できます。キーイングやブレンドモードも、編集の中で使えます。
言葉でテイクを撮り直し
クリップで変えたい点を言葉で伝えます。最後のフレームの先まで、ショットを延ばすこともできます。
フレームに貼るメモ
位置、範囲、時点にメモを残し、チームメンバーにタグ付けできます。
チームとEnterprise
Proからライブ共同編集。Enterpriseはグループ、上限、モデルアクセスも管理できます。
Morphicのそのほかの機能
整理
- タグとお気に入りタグで案件や進行状況を分け、絞り込みやお気に入り登録ができます。
- Canvasのセクションアセットを名前付きセクションにまとめ、まとめて動かせます。
- ワークスペース検索ショートカット1つで、ファイルもアセットもワークフローも探せます。
- 保存したReferencesキャラクターを一度保存すれば、どこでも名前で呼び出せます。
制作
- 字幕文字起こし、翻訳、字幕の焼き込みまでを動画に対して行えます。
- 台本をブリーフにPDFや台本を添付すると、Copilotがショットを計画します。
- 動画アナライザークリップについて質問すると、Copilotが映像を見て答えます。
- 高画質化とアップスケールアップスケール、修復、HDR仕上げに対応。有料プランで使えます。
Enterprise向け
- Connectorsチームのファイルやボイスをワークスペースにつなげます。
- ボイスクローン話者の許可を得たうえで、声をクローンできます。
- バックグラウンド処理長い処理は、作業を続ける間もバックグラウンドで進みます。
- ユーザーグループグループと権限で、誰が何をできるかを設定します。
MorphicとKits AIをさらに詳しく
よくある質問
映像の下で流す歌なら、Morphicが向いています。楽曲、ナレーション、ショットを、1つのプロジェクトで作れます。シーンは3D Sceneで組み、カット、グレード、ミックスはComposeでCopilotと仕上げます。曲そのものが成果物なら、Kits AIが強い選択肢です。独自の歌声モデル、ステム分離、AIマスタリングが必要な場合も同じです。
はい。無料プランなら、最初のプロンプトから完成したカットまでを、料金を払う前に試せます。Speech to speechによるボイスチェンジも含まれます。有料プランでは、3D Scene内のCopilot、アップスケールが加わります。Proプラン以上では、チームでライブ編集するための席も増やせます。
商用利用の可否や条件は、利用規約でご確認ください。YouTubeや広告で公開する曲では、権利関係の確認が欠かせません。アップロードする音声は、使用する権利をお持ちのものをお使いください。
Kits AIの軸は、音楽における声です。独自の歌声、ライセンス済みのアーティストボイス、ステム、ピッチ、マスタリングのツールがあります。Morphicは、動画制作のためのAIワークスペースです。Copilotが生成の計画と実行を担い、3D Sceneがショットの配置とカメラを決めます。Composeでカット、グレード、ミックスを仕上げます。楽曲、音声、効果音も、映像と同じ場所で作れます。
はい。手持ちの音源をアップロードするか、歌入りのオリジナル曲を生成します。そこからショットを生成し、出演者の口の動きをボーカルに合わせます。カットは、Composeタイムラインで曲に合わせて進めます。出演者の見た目はReferenceとして保存すると、ショットをまたいで保たれます。カットを拍に合わせて詰める作業は、Copilotに頼めます。
はい、Enterpriseで使えます。管理者が組織のElevenLabsアカウントを接続します。メンバーが話者の許可カードを承認すると、Copilotがインスタントクローンを作ります。元になるのは、チャットに添えた録音です。どのプランでも、Speech to speechで録音を別の声に変えられます。タイミング、間、感情はそのままで、英語などの言語に対応します。
AI動画が外しやすい部分を、自分で決められます。人物の立ち位置、動く向き、レンズ、カメラの位置です。マネキンとカメラでショットを組むと、コンティニュイティチェックが180度ルールの越境を知らせます。そのうえで、フレームやショットを書き出し、動画モデルが従う参照として添付します。
はい。Kits AIから、変換したボーカル、ステム、マスタリング済みの曲をダウンロードします。それをMorphicにアップロードします。Copilotにリンクを渡して取得してもらう方法もあります。チャットにファイルを添付すれば、Composeタイムラインに置かれ、映像をその曲に合わせてカットできます。繰り返し登場するキャラクターは、Referenceとして保存します。新しいショットすべてに引き継がれます。