
発色の濃いスライドで撮る路傍のダイナー
1950年代の発色の濃いスライドフィルムで撮った、フルカラーの写真。路傍のダイナーを、窓越しに写します。赤いビニールの座席が、真昼の硬い日差しの中に見えます。赤は濃く重く出し、カウンター下の影は完全な黒に落とします。影の中のディテールは、まったく戻しません。全体にわずかな暖かみを帯び、粒子はごく細かくします。カメラは歩道から、胸の高さに構えます。色調は、深い赤、クリーム色の塗装面、硬く青い空です。フチなしの全面表示で、縁取りはつけません。4:5。
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像が左右反転したティンタイプ
小さな黒塗りの鉄板に焼きつけたティンタイプの肖像。暖かみのあるモノクロで、像は左右反転です。そのため、モデルの上着のボタンは逆側で留まり、背後の店の看板は裏返しに読めます。懐中時計を持って立つ男性を、無地に塗った背景の前で、柔らかい昼光の下に写します。黒は濃く、ハイライトには金属的な銀の光沢が出ます。表面には傷が走り、角が1つ欠けています。板が光を受けるよう、少し斜めに構えて写します。1:1。
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日付が焼き込まれたガーデンパーティー
1980年代の民生用プリントフィルムで撮った、フルカラーのスナップ。芝生に、架台式のテーブルと折りたたみ椅子を出したガーデンパーティーです。光は、カメラ直付けの直射フラッシュと、薄れていく夕方の昼光です。手前は明るく、背景は暗く落ちます。右下の隅には、小さな日付が乳剤に焼き込まれています。光るオレンジ色の7セグメントの数字で、「12 07 87」と読めます。空には粒子が見え、わずかに暖色に寄ります。フチなしの全面表示で、縁取りはつけません。4:3。
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片方の縁から差し込む光漏れ
35mmフィルムで撮ったカラー写真。光漏れは、画面の右の縁だけから差し込みます。縁のきわで最も明るい熱いオレンジの帯が、内側へ向かって薄れます。広がるのは画面の3分の1ほどで、そこで消えます。その奥には、夕方の港の防波堤に座る二人がいます。漏れが駒の境界を越えてかぶったため、上の縁にはスプロケット穴が見えます。色は暖かく、粒子は中程度です。フチなしの全面表示にします。16:9。
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1本のストリップに並ぶ2つのハーフサイズ
ハーフサイズのカラーフィルムのストリップを、物として写します。縦長の独立した2つの画像が、1コマ分の幅の中に並びます。2つの間は、細い黒い駒の境界で分けます。ストリップの上下の縁には、スプロケット穴が並びます。左の画像は市場の露店、右の画像は通り過ぎる路面電車です。色はわずかに褪せて、粒子は細かくなります。2つのコマは、露出がわずかに違います。コマ番号が、下の縁に小さく印刷されています。16:9。
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手彩色の海辺の風景
1930年代の手彩色の海辺のプリント。モノクロの写真の上に、透明な絵の具を、迷いのない平らな塗りで重ねます。塗りは装飾的で、正確さは求めません。海は一様な明るいターコイズ、砂浜はむらのない暖かい金色です。海水浴小屋は、それぞれ清潔な単色に塗ります。遊歩道沿いに並ぶ小屋と、小さな人影を写します。下のモノクロは、影の部分にまだ見えています。空は、ほとんど塗りません。塗りの境目には、筆の縁が見えます。5:4。
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オートクローム乾板の庭の情景
1910年ごろの、初期カラーのオートクローム写真。フルカラーですが、全体がやわらかくくすんでいて、彩度の高い色はどこにもありません。壁に囲まれた庭のバラの中に、長いドレスの女性が立ちます。光は、拡散した午後の光です。画面は、染めたでんぷんのスクリーンによる、粗くて不規則な点描の粒子に分解されています。粒子が最もよく見えるのは、空と平らな面です。露光が長いため、葉はわずかに動いています。色調は、くすんだバラ色、セージ、暖かいグレーです。ガラス乾板の縁が見えます。4:3。
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薬品のにじみが出たインスタント写真
幅広の白いプラスチックの枠がつき、下の縁がさらに深い、インスタント写真。枠の内側には、誕生日の台所のテーブルを写します。ケーキと紙皿が並びます。光は、真正面から当たる強いフラッシュです。四隅に向かって、急激に暗くなります。画像エリアの左上の隅にだけ、ムラのある淡い薬品のにじみが広がります。全体にややソフトで、低コントラストです。色は黄色寄りの暖色にします。枠には、指紋の汚れがつきます。1:1。
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厚紙マウントに入ったスライド
白い厚紙マウントに入った35mmのカラースライドを、ライトボックスの上に置いて写します。像は裏から明るく透けて光り、厚紙のマウントは平らなままマットに写ります。スライドに写っているのは、硬い日差しの下の山の湖です。マウントの上部には、鉛筆の手書きで短い日付が入ります。小さすぎて、はっきりとは読めません。厚紙の1つの角には、わずかなシミがあります。フィルム面には、指紋がつきます。色は濃く輝き、黒は深くします。真上から、正対して写します。4:3。
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彩色がずれた手彩色のポートレート
1920年代の手彩色の写真館の肖像。モノクロの写真プリントの上に、透明な絵の具を手で塗ります。彩色は少しずれています。頬と唇のピンクは輪郭にはみ出し、ドレスの青は縫い目をわずかに越えて流れます。若い女性が、塗った背景の前に斜め向きで座ります。光は柔らかく均一な北向きの光です。色がつくのは、肌、唇、ドレス、1輪の花だけです。ほかは暖かいモノクロのままにします。彩色には、筆の跡が見えます。5:4。
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ベース越しに撮ったレッドスケールの1コマ
レッドスケールのカラー写真。フィルムを裏返しに装填し、光がオレンジのベースを先に通るようにします。画面全体が、赤、錆色、深いオレンジで描かれます。青と緑は、どこにも入れません。黄色が出るのは、最も明るい所だけです。野原を横切って並ぶ鉄塔を写します。本来は明るい空のはずの所は、焼けたオレンジです。コントラストは強く、四隅は暗く、粒子ははっきり見えます。カメラは目の高さです。フチなしの全面表示で、縁取りはつけません。3:4。
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オレンジ色のマスクが見えるネガ
35mmのカラーネガのストリップを、ライトボックスに置きます。真上から正対して写します。像は反転しており、画面全体を染める濃いオレンジのベースの上に乗っています。肌は青みがかったグレーに、空は淡いオレンジに見えます。両方の縁には、スプロケット穴とメーカーの縁文字が走ります。2つのコマが見え、その間に駒の境界があります。乳剤には、細かいほこりと指紋がつきます。裏から、明るく均一な光を当てます。4:5。
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レーザー背景の学校写真
1980年代後半の学校写真。10歳ほどの子どもが、ニットのセーターを着て、わずかに斜めに座ります。背景は、まだらな青です。一つの角から放射状に広がる、細いスプレーの光線の明るい模様が重なります。光は、真正面からの強いフラッシュです。目にははっきりキャッチライトが入り、背景には鋭い影が落ちます。色はやや暖かく、粒子は中程度です。プリントの表面は、つやの強い光沢です。細い白の縁取りがついたプリントとして写します。4:3。
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発色の濃いカラースライドの山の湖
1960年代の発色の濃いスライドフィルムで撮った、カラーの風景。静かな湖に、山の峰が映ります。雲のない空は、地平線では淡く、画面の上に向かってほぼ紺に深まります。高地の、硬く澄んだ日差しです。松の緑は彩度が高く、深い影の中にはディテールがありません。粒子はごく細かく、全体がシャープです。カメラは岸辺から、目の高さに構えます。色調は、深い青、黒に近い緑、灰色の岩です。フチなしの全面表示にします。5:4。
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コーナーマウントで留めたアルバムのページ
1960年代のアルバムのページを、平らに写します。つや消しの黒い紙の台紙に、小さなカラープリントを3枚留めます。留めるのは、黒い紙の三角マウントです。各プリントの角を、斜めに差し込みます。配置は格子にせず、不揃いにします。写っているのは、ピクニック、芝生の犬、玄関先の人物です。どれもわずかに色褪せて、暖色に寄っています。各写真の下には、白い鉛筆で書いた短いキャプションを添えます。小さすぎて、文字としては読めません。光は上からの柔らかく均一な光で、ページはわずかに反ります。4:5。
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板の欠陥を残した湿板の肖像
1860年代の湿板コロジオンの肖像。暖かみのあるモノクロです。乳剤は手で流し込まれているので、板には筋が見えます。片側の縁は薄く、塗りが尽きた所はギザギザで不揃いな縁になります。厚手のコートを着た男性が、じっと座っています。目は鮮明で、長い露光のため、手はわずかにぼけています。ピントは、目から急速に外れる浅い被写界深度です。左の窓から、柔らかい北向きの光が入ります。色調は、暖かいセピアと、冷たい銀のハイライトです。4:5。
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期限切れフィルムで撮る、車のそばの家族
期限切れの1970年代の民生用フィルムで撮った、フルカラーの写真。彩度を落としてはいけません。砂利の私道に停めたワゴン車のそばに、家族が立ちます。光は、平らな曇天の昼光です。フィルムは変質していて、白はクリーム色に、影はマゼンタになります。コントラストは低く乳白色で、クロームのバンパーのまわりに強いハレーションが広がります。ほこりの点が散り、細い乳剤の傷が2本、縦に走ります。安価なレンズのせいで、四隅は甘くなります。4:5。
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4コマのフォトブース写真
ヴィンテージのフォトブースの写真ストリップを、物として写します。小さな4コマを縦に積み、コマの間には細い白の仕切りを置きます。どのコマも、同じ容赦ないフラッシュを直接当て、補助光はまったく使いません。背景は無地の暗いカーテンです。4コマとも同じ若い女性で、表情だけが変わります。光と構図は、まったく同じです。色はやや緑がかり、コントラストは強く、額のハイライトは白く飛びます。ストリップの下端は、不揃いに切れています。1:1。
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空を塗りつぶした絵葉書
1950年代の海岸通りのカラー絵葉書。空は、明らかに手で修整されています。雲のない、むらなく平らなグラデーションの青です。屋根と桟橋に接する所には、わずかに硬い縁が出ます。それ以外は写真のままで、散歩する人影と縞模様のデッキチェアが、過飽和の色で写ります。印刷インクは、わずかに見当がずれています。細い白の縁取りがつき、角は直角です。16:9。
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薬品の残りがついたピールアパート式プリント
1970年代のピールアパート式インスタントプリントを、物として写します。画像エリアの縁はわずかに不揃いです。左側には、乾いてざらついた薬品の残りが、帯状に付いています。現像液がローラーの間を不均一に抜けた跡です。枠の内側には、ガレージで裸電球の下、バイクのそばに立つつなぎ姿の男性がいます。暖かい低コントラストの色で、ややソフトです。下半分には、薄いローラーの筋が走ります。プリントは、1つの角がゆるく反っています。4:5。
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