AIイラストの配色を組み立てる方法

AIイラストの配色を組み立てる方法

補色・類似色・トライアド・モノクロームなど、AIイラストに合う配色の選び方と、効かせるプロンプトの書き方。シリーズ物で色をそろえるコツも紹介します。

AIイラストにおける配色とは?

配色とは、互いに調和するよう選んだ少数の色の組み合わせです。ランダムではなく、色相環の関係から選びます。この選び方が、「デザインされた」イラストと「モデルが適当に塗った」イラストを分けます。AIイラストでは、この調和を言葉にしやすいのが利点です。名前と役割で呼び出せます。

キャラクターイラストやシリーズ物では、配色がそろうほど世界観が伝わります。同人誌やコミックスの表紙のように、複数ページで色をそろえたい場面でも効きます。

Morphicなら、すべての画像モデルで生成して配色の扱いを見比べられます。良かった配色は、シリーズ全体へそのまま引き継げます。

プロンプトの前に配色を決める

まず色の関係を決めます。単色よりも、色の関係のほうがムードを左右します。

配色内容印象
類似色色相環で隣り合う色(藍・青磁・若草)穏やか、自然
補色反対の色(藍とオレンジ)高エネルギー、強い焦点
スプリット補色1色+反対色の両隣2色対比はあるが緊張は控えめ
トライアド等間隔の3色遊び心、バランス、大胆
モノクローム1色相を明暗で展開上品、ムーディ

主役・補助・アクセントを決める

色がぶつからないよう役割を振ります。1色を主役にして画面の大半を占めます。1色は補助に回します。小さなアクセント1色で目を引きます。「主役は藍色、補助に抹茶、朱色を一点だけ」と書けば、階層がはっきり伝わります。これで色が濁りません。

プロンプトに配色と光を書く

ハーモニーと役割と光をまとめて書きます。「フラットなイラスト、藍から若草の類似色、生成りの紙、柔らかく均一な光」。光を指定すると配色が落ち着きます。画面のすべての色が、光に合わせて動くからです。

比較して磨く

何枚か生成し、Canvasで見比べます。アクセントが埋もれたら、そこだけ彩度を上げて唯一の鮮やかな色にします。平板なら、主役の色相で明暗の幅を広げます。やり直さず、良かった1枚をimage-to-imageで調整しましょう。

ひとつのシーン、4つのハーモニー

同じイラストを4つの配色で描き直しました。被写体より先にムードが変わります。

藍から若草の類似色配色のイラスト
類似色:藍から若草
藍とオレンジの補色配色のイラスト
補色:藍とオレンジ
トライアド配色のイラスト
トライアド:バランスの取れた3色
藍の明暗で展開したモノクローム配色のイラスト
モノクローム:藍の明暗

次のステップ

配色はモデルが反映して初めて役立ち、シリーズ全体で保てて意味を持ちます。AI画像生成で色を指定する方法で色を確実に当て、AI画像のスタイルを統一する方法で多数の作品に同じ配色を保ち、AIカラーパレットジェネレーターで生成を始めましょう。様式化されたパレットについてはアニメのカラーパレットも参照してください。

よくある質問

AIイラストで一番簡単な配色は?
類似色です。色相環で隣り合う2〜3色に、ニュートラルを1色添えます。ぶつかりにくく、意図した配色に見えます。色が競合せず補強し合うので、画像モデルもよく反映します。大胆な補色やトライアドは、その次に試しましょう。
イラストに色は何色くらい使う?
強いイラストの多くは、主役2〜3色にニュートラル1色とアクセント1色です。これより増えると焦点がぼやけます。プロンプトで色を挙げすぎると、モデルが色を落としたり濁らせたりします。どの色を主役・補助・アクセントにするか、先に決めましょう。
AIの色が濁るのを防ぐには?
濁りの多くは、彩度の高い色が一度にぶつかることから起きます。主役を1色に決め、残りは彩度を抑えます。ニュートラルで目を休ませる場所も作ります。光(「冷たい均一光」「暖かい夕日」)を指定すると、配色全体が落ち着きます。
ひとつの配色を複数のイラストで使い回せますか?
はい。1枚で配色を固めてから、その画像をリファレンスにします。すると、どの作品も同じパレットから描かれます。これで、シリーズがばらばらの絵ではなく、ひとつの流れとして読まれます。
AIイラストは商用利用できますか?
商用利用の可否は、ライセンスや利用規約で決まります。ご利用の前に、料金ページの利用条件をご確認ください。配色をそろえておけば、同人誌やコミックスの表紙、SNSのサムネイル、商品パッケージなど、複数の用途で色の印象を保てます。