2026年のリップシンクAIおすすめ8選

新しい音声に口の動きを合わせるリップシンクAIを8本、実際の使い勝手で比べました。分かれ目は同期の精度、扱うのが実写素材かアバターか、そして吹き替えや編集まで同じ場所で終わるかどうかです。MorphicはLip Syncを複数モデルの動画ワークスペースに置いています。声を差し替え、口を合わせ、そのまま同じタイムラインで仕上げられます。

リップシンクAIの概要

ツールごとに強い部分は違います。同期の精度、アバターの自然さ、吹き替えとの連携、実写素材への対応、そして価格。表は順位ではなく「何に強いか」で並べました。海外向けYouTubeの吹き替え、VTuberや配信のキャラクター動画、社内研修の講師映像。合わせたい映像から逆算して選んでください。

ツール最適な用途主な特徴
1.Morphic
吹き替えと編集まで一体で進めるLip Syncと声の差し替えを同じCanvasで
2.Sync.so
実写映像の高精度な同期実写での基準となる同期精度
3.HeyGen
講師型の映像とアバターの同期一人語りの映像に合わせた同期
4.Hedra
画像から作る表情豊かな話し手静止画から表情ごと動かす生成
5.D-ID
写真から作る話すアバター写真からのアバターとリアルタイム配信
6.Runway
スイートの中で完結する同期広い動画ツール群に内蔵された同期
7.Kling
生成したキャラクターの同期動画モデルに内蔵されたリップシンク
8.LemonSlice
手早く作るカジュアルな話す顔画像と音声から素早く作る話す顔

あらゆる用途に最適なリップシンクAIベスト8

Morphic

複数モデルの動画ワークスペースで口を音声に合わせ、声の差し替えも字幕も編集も同じタイムラインで続けられます。

  • クリップを動画ワークスペースに置き、話させたい音声を生成するか差し替えます。あとはLip Syncを適用すれば、口の動きが新しい音声に合います。仕上がりはそのままCanvasに残り、続けて手を入れられます。
  • 効いてくるのは対応の幅です。text-to-video、image-to-video、音声モデルが同じ場所に並びます。口を合わせたショットと生成した映像、指定した声を、契約を増やさずにひとつのシーンへまとめられます。
  • 翻訳ともつながります。音声を文字起こしして訳し、speech-to-speechの声の差し替えで話し方を残したまま吹き替え、その言語に口を合わせる。ここまでを1つのプロジェクトで進められます。
  • 書き出して戻す往復も要りません。内蔵タイムラインのComposeに並べ、音楽と字幕を足し、そのまま完成尺を書き出せます。
今すぐ試す最適な用途: 吹き替えと編集まで一体で進める
#2

Sync.so

wav2lipを手がけたチームによる専用モデルで、実写映像の同期精度に軸足を置いています。

Sync.soは広く使われたwav2lipの研究を手がけたチームの製品で、目的をひとつに絞っています。アバターに限らず、実在の人物が写った既存の映像でも口を任意の音声に合わせる。その同期精度は他ツールの基準として引き合いに出されるほどで、製品にリップシンクを組み込みたい開発者向けのAPIも用意されています。ただし周辺は持ちません。動画編集も音声まわりの機能も同梱されないので、音声と素材は自分で用意し、前後の編集は別の場所で行います。課金はクレジット制です。

最適な用途: 実写映像の高精度な同期
長所
  • 実在の人物が写った映像でも同期の精度が高いです
  • 製品に組み込むための開発者向けAPIがあります
短所
  • 編集機能も音声まわりの機能も付属しません
  • 音声の用意と前後の編集は自分で行います
#3

HeyGen

アバターと講師型の映像に強いプラットフォームで、吹き替えにも口の同期が効きます。

HeyGenはAIアバターと実写の講師映像を組み合わせ、口の動きを合わせたまま新しい台本や翻訳音声を話させます。マーケティング動画、社内研修、SNSの解説動画といった一人語りの用途でよく選ばれ、吹き替え機能を使えば同期はそのまま多言語展開へ伸びます。料金はサブスクリプションにクレジットの段階が乗る形です。得意なのは正面を向いた一人の話者で、複数人が入る場面や様式化された映像は中心から外れます。

最適な用途: 講師型の映像とアバターの同期
長所
  • 講師型の実写映像でも自然に口が合います
  • 吹き替え機能で同期を多言語にも広げられます
短所
  • 正面を向いた一人語りの映像に向いています
  • サブスクリプションとクレジットの併用です
#4

Hedra

1枚の画像と音声から、表情まで動く話すキャラクターの映像を作れます。

Hedraは静止画1枚と音声から、表情豊かに話すキャラクターを生成します。動くのは口だけではありません。頭の動きや表情まで付くので、ポートレートやイラスト、キャラクターに命を吹き込む用途で人気があります。魅力はこの表情の豊かさです。一方で、既存の実写クリップをその場で直すのではなく、画像を起点に演技を生成する仕組みです。撮影済みの映像の同期を直したい場合は噛み合いません。料金はサブスクリプションです。

最適な用途: 画像から作る表情豊かな話し手
長所
  • 口だけでなく頭の動きや表情まで付きます
  • 1枚の画像からキャラクターが動き出します
短所
  • 実写の編集ではなく演技の生成になります
  • 料金はサブスクリプションです
#5

D-ID

写真1枚を口の動く話し手に変えることへ特化したアバタープラットフォームです。

D-IDは写真から話すアバターを作る領域に特化しています。静止したポートレートに台本を読ませ、口の動きを合わせる。案内役や接客エージェント、一人ひとりに宛てた大量の動画といった使い方が中心です。APIに加えてリアルタイムのストリーミングにも対応しており、製品や顧客接点に組み込みたい場合の選択肢になります。狙いはあくまでアバターで、任意の実写映像の編集ではありません。料金はサブスクリプションに利用量の段階が付きます。写真から話し手を作るなら実績のある一本です。

最適な用途: 写真から作る話すアバター
長所
  • 静止したポートレートが話し手になります
  • APIとリアルタイムのアバターに対応します
短所
  • 実写素材の同期よりアバター寄りの設計です
  • サブスクリプションと利用量の段階制です
#6

Runway

生成から編集までそろう映像スイートの中に、口の同期と演技の機能が組み込まれています。

Runwayは広いAI動画スイートの一機能としてリップシンクを持ち、生成やモーション、編集と同じ場所でキャラクターの口を音声から動かせます。魅力は前後の作業まで1つのツールで完結する点です。周辺の編集のためにアプリ間で書き出す必要がありません。同期の品質はスイートの中で見れば十分ですが、実写の難しい素材では専用ツールに一歩譲ります。料金はサブスクリプションとクレジットの組み合わせで、踏み込んだ機能は上位プランに置かれています。

最適な用途: スイートの中で完結する同期
長所
  • 生成や編集と同じ場所で口を合わせられます
  • 前後の作業も同じスイートの中で進みます
短所
  • 難しい実写素材では専用ツールが上回ります
  • 踏み込んだ機能は上位プランに置かれています
#7

Kling

有力な動画モデルのリップシンク機能で、生成したキャラクターを音声やテキストから話させます。

動画生成で知られるKlingにもリップシンク機能があります。生成したキャラクターやアップロードした素材を、音声または入力したテキストから話させられます。すでにKlingでキャラクターを作っている人にとっては、同じツールの中でセリフを合わせられる自然な延長です。相性が良いのはモデルが得意とする正面向きの整ったキャラクターショット。課金はKlingのクレジット制で、無料枠は混雑時に順番待ちが発生します。任意の実写素材を精密に直す用途は、専用ツールほど想定されていません。

最適な用途: 生成したキャラクターの同期
長所
  • Klingで作ったキャラクターと相性が良いです
  • 音声からもテキストからも口を動かせます
短所
  • 正面向きの整った生成ショット向きです
  • クレジット制で混雑時は順番待ちになります
#8

LemonSlice

顔写真と音声から手早く話す映像を作れる、扱いやすいアバターツールです。

LemonSliceは道筋の短さが持ち味です。画像と音声をアップロードすれば、口と表情がその音声に合わせて動きます。敷居が低いので、短いキャラクタークリップやミーム、SNS向けの軽い企画のように、仕上がりの精緻さより速さが効く場面で使いやすい一本です。軽量なぶん、大手プラットフォームのような編集機能や吹き替え、法人向けの機能は持ちません。写実性も専門ツールの上位勢には届きません。料金は無料枠付きかサブスクリプションが一般的です。

最適な用途: 手早く作るカジュアルな話す顔
長所
  • 準備が少なく短時間で話す顔になります
  • カジュアルな企画でも扱いやすいです
短所
  • 写実性は専門ツールの上位勢に届きません
  • 編集や吹き替えの機能は限られます

AIリップシンクツールとは

AIリップシンクツールは、人物やキャラクターの口の動きを音声に合わせます。動画と声を渡すと、モデルが1フレームずつ唇の形を作り直します。結果として、その言葉を実際に話しているように見えます。海外アニメを日本語に吹き替えたときに残る、口パクと台詞のずれ。あの違和感を消す作業だと考えると分かりやすいはずです。実写素材の同期を直すタイプもあれば、写真やイラスト1枚から話す顔を生成するアバター型もあります。

品質を分けるのは、同期の精度と見た目の自然さです。大まかな口の開きは合っていても、細かな動きが抜けると違和感が残ります。唇だけが動き、表情が固まったままのアバターも生気がありません。口元の説得力と、その周りの顔の自然さを両立できるかが分かれ目です。だから、実写素材から作るのか、生成したキャラクターに話させるのかで、選ぶツールが変わります。

AIリップシンクと手作業の吹き替え・撮り直しの違い

従来のやり方で口を合わせるなら、そのカットを撮り直すことになります。あるいは編集で口元を手作業でアニメートし、ロトスコープで整えます。アニメの吹き替えなら、原語の口パクに合わせて訳文の尺を詰める工程がここに乗ります。どちらも時間と専門技術が要ります。AIリップシンクは、この工程をアップロードひとつに縮めます。素材と音声を渡せば、数分で口元がそろいます。直したいときは、撮り直しではなく音声を差し替えます。

引き換えになるのは、1フレーム単位の作り込みです。劇場作品の寄りのカットは、手作業や撮り直しに分があります。一方で、AIリップシンクで十分に間に合う仕事も多くあります。アニメやゲームのカットシーンを別の言語で出すときの口パク合わせ、撮影後にセリフが変わったときの手直し。台詞だけ差し替えて口元を作り直す、といった細かい直しもそうです。多言語での展開も現実的になります。日常的な作業はAIに任せ、見せ場のカットだけ手作業で詰めるチームが増えています。

AIリップシンクの仕組み

リップシンクのモデルは、まず音声を解析して発話されている音を特定します。次に、その音を出すときの口の形を予測します。そして各フレームの唇を、その形に作り直します。あご、歯、周囲の顔は前後のフレームとそろえるため、編集の継ぎ目が目立ちません。実写向けのモデルは、元の映像をその場で編集します。アバター型のモデルは、静止画と音声から話す顔を生成し、唇だけでなく表情や頭の動きも動かします。アニメのキャラクターに話させたいときは、後者の作りが近いと考えてください。

MorphicのLip Syncは、複数のモデルを扱える動画ワークスペースの中にあります。クリップを読み込み、話させたい音声を生成するか、既存の声を置き換えます。そのうえでLip Syncを適用すると、口の動きが音声にそろいます。実写のカットでも、生成したキャラクターのカットでも流れは同じです。音声モデルと翻訳が同じ場所にあるため、話し方を保ったまま別の言語へ吹き替えることもできます。吹き替えた音声に口元を合わせ、内蔵タイムラインのComposeで仕上げます。専用のリップシンクアプリに書き出す必要はありません。

クリエイターが語る Morphic

シンプルな料金体系

今すぐ無料で始めて、いつでもアップグレードまたはキャンセルできます。

Basic

$9/
請求額は $0

1100 月 クレジット

1 ユーザーのみ

すべてのモデル

ワークフロー

Standard

$24/
請求額は $0

3625 月 クレジット

1 ユーザーのみ

すべてのモデル

ワークフロー

Pro

$45/
請求額は $0

6350 共有 月 クレジット

1 ユーザー

+ 最大 4 名まで追加費用

すべてのモデル

ワークフロー

Pro Max

$170/
請求額は $0

24650 共有 月 クレジット

1 ユーザー

+ 最大 9 名まで追加費用

すべてのモデル

ワークフロー

Enterprise

より高い制限のために

カスタム

料金と請求条件

大容量クレジット
カスタムシート制限
すべてのモデル
ワークフロー
Pricing Gradient

Free

気軽に試したい方に

$0

ずっと無料

最大20クレジット
1ユーザーのみ
一部のモデル
ワークフロー

よくある質問

2026年におすすめのリップシンクAIはどれですか?
実写の精度ならSync.so、講師型やアバターならHeyGenとD-ID、静止画から表情まで動かすならHedraです。吹き替えや編集と地続きで進めたいならMorphicが向きます。声の差し替えと口の同期、仕上げまでを同じワークスペースの同じタイムラインで終えられます。
リップシンクした動画は商用利用できますか?
商用利用の可否は、ツールごとの利用規約と契約したプランで決まります。公開の前に各社の規約を確認してください。あわせて確かめたいのが、元になる映像と音声を使う権利を自分が持っているかどうかです。話者の許諾が要る素材なら、口を合わせる前に取っておくと安心です。
AIのリップシンクはどのような仕組みですか?
モデルが音声を解析して発音を捉え、映像の口元をフレームごとに作り替えます。顔の他の部分はそのまま保たれます。実写をその場で直すツールもあれば、写真やキャラクターから話す顔を生成するアバター型もあります。Morphicでは声の差し替えと口の同期が同じプロジェクトに並びます。
実写で撮った映像でもリップシンクできますか?
できます。Sync.soのような素材起点のツールは、アバターに限らず実在の人物の口を合わせられます。明るく正面から撮れた素材ほど結果は安定します。アバター型のツールは撮影済みの映像を編集するのではなく、静止画から話す顔を生成する仕組みです。
吹き替えの動画にも使えますか?
相性は良いです。翻訳した音声に口を合わせると、その言語で撮影したように見えます。Morphicはこの流れをつなげています。音声を文字起こしして訳し、話し方を残したまま声を差し替え、新しい言語に口を合わせる。ここまでが同じプロジェクトの中で進みます。
どんな映像がきれいに合いますか?
明るく正面を向き、口元が隠れていないショットが最もきれいに合います。極端な角度や大きなブレ、口が部分的に隠れた映像は、どのツールにとっても難しい条件です。素材の段階を整えておくことが、仕上がりへの一番の近道です。